釣りのお話

スピンキャスト普及委員会委員長の釣りのお話

釣りキチ三平のホライゾン (第7話)

三平が
店の明かりを消す頃合

バーのマスターのジャックは
タナゴ釣りで三平にいじめられてはいたものの
友達として応援してくれていた

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今日は早退ですね
『三平さん、30分、時給から引いときますよ』



時々ネチネチといじめてくる所もあるが...


白川由美と三平は
店の裏扉から抜け出し

由美の乗ってきた車へ向かう


それに気が付いたのか?黒尽くめの男たちが
三平らめがけて走りだす


三平らは、由美の乗ってきた車へ飛び乗り

追っ手らも、まさかくるまで逃げるとは思わず
一気に追っ手からのがれ

バーをあとにして、港へ向かった


港の倉庫脇

由美の話を聞く
由美は以前は魚紳とは裏で愛人関係でもあった
散々みつがされた挙句捨てられたこと

由美は愛子との友人でもあり
三平との昨夜の出来事を電話で聞き
急ぎ三平のところへ向かったということ

三平は愛子との出来事が
魚紳と愛子による企みであるのか
魚紳一人で仕組んだことなのか?

三平は魚紳の単独の好意である事を信じたかった




すると暗闇から一人の男が現れた


『由美!今度は私の邪魔をするのか!』

『こういうことにならぬ様、三平君には発信機を仕掛けてあるのだよ!』


魚紳だ!
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右手にはステラ、左手にはモアザンブラジー
シマノ+ダイワでガッチリと最強装備で現れた

由美に襲い掛かる




由美の武器は
やはりヨーロッパブランドの
左手にはアブカーディナルC4(左巻き
右手にはシェイクスピアのグラスロッド
やはり、オールドタックルでは不利ではあるものの善戦する

由美はカーディナルで防戦一方ではあった
魚紳の力強い攻撃を防御するのがやっとであった


しかし、ショートタックルというだけのことはあり
速度では由美も負けてはいない!

大振りになる魚紳の攻撃と攻撃のスキに一気に速度をあげ
シェイクスピアを打ち込んだ!

由美のシェイクスピアによる鋭い攻撃ではあったが
魚紳の持つステラの滑らかなボディは
シェイクスピアの穂先がすべり有効な打撃が決まらない!


魚紳の力強い攻撃を耐えるべく
ドラグをしっかり締め込み

由美はリールのベイルを返し、スプールで魚紳のロッドを押さえ込もうとする

その一瞬できまった

由美のカーディナルのスプールがリールからはずれてしまったのだ!


魚紳のブラジーノは由美のタックルを真っ二つに切り裂いた


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血を流し倒れ付してしまう由美は
三平に向かって、

『早く逃げて!三平ちゃんもやられてしまう!!』



三平は、このまま逃げ出すのか!?

それとも、魚紳に立ち向むかうのか!?



そうさ!心の星をみつめて!三平は魚紳の前へ歩き出すのであった!!











次回  釣りキチ三平錬金術


『一は全、全は一』



おたのしみに!


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あとがき

書いている途中の、思惑なども時折掲載してたりします
(ペンを休める時もあるということです)
まぁ最後には経過は消してしまいますが
戻すのも難しい部分はあるしw
とはいえ、今回は文章だからこそ出来るバトルを展開してみました
こうすることで、釣りらしさも少しは出るだろう