時はさかのぼり
ゆりっぺ宅に着いた三平
玄関前
ゆりっぺは
三平の『お~い!ゆりっぺ!!』という声が聞こえた
『さんちゃんだ!』と声を出すも
ご主人らしき男
ゆりっぺを殴りつけた
『アイツには合わせない!』
そう、この男の名は
加瀬 正治
かつて三平を釣りの師として仰いだマサハルでした
幼少の頃よりずっと
師匠と呼びながら、釣りについて教わろうと必死について行った
だが、三平からは常に下っ端として扱われたあげく
肝心の釣りすらまともに教えてもらえなかった
長く浴びせ続けられた罵倒の言葉の数々は
積年の恨みとして強く心に刻まれ
今、大人になったマサハルがこの場所にいる
マサハルは、あらゆる手を使い
ゆりっぺの両親をなき者としてしまったのだ
その上で、強引にゆりっぺを自宅へ監禁する
ゆりっぺは、あらゆる手を使い家からの脱走を試みるも
マサハルとはいえど男の体力には敵わず
幾多の暴力により片目の視力すら失うほど...
恨みという物は恐ろしくその風体すらも変えてしまい
三平もそのご主人と思った男が、
マサハルだと気がつかないまま...
『さんちゃん...助けて...』
心の中でそう叫ぶ声も、むなしく三平には届かず...
いつかやられる...
いつか...
ゆりっぺは
その晩、決心することとなったのであった!
次回 釣りキチ三平 疾風伝
『以心伝心』
お楽しみに!
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あとがき
なんでイチイチあとがきがあるんだ?
読むのか?と気になる人も多いはず
そもそも釣りキチ三平にこういった(あとがき)ラベルの所の一言コメント
こういったものの、パクリに近く
あえて書いていたりします
今回のお話の特徴は
400文字で納まらない(o´Д`)=з