釣りのお話

スピンキャスト普及委員会委員長の釣りのお話

ある旅館でのお話

私は、東京にひとり暮らしをしていた頃
たまには食事くらいはと思い南房総の旅館でと思い
一人何気なく伊豆へ向かうことにした
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それは全く千葉県ではありませんでした
 
 
そんなネタは於いといて、
 
千葉県の旅館に行ったときの出来事です。
ちょうどこんな夏の日でした。
 
 
私はひとり、その旅館へ向かいました
 
そして旅館に着くと
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旅館のおかみさんが出迎えてくれた。
こんな暑い日に海水浴客のお客さんの一人もいていいだろうとは思ったのですがね
 
蒸し暑く、そして寝心地の悪いいわゆるせんべい布団だ
 
眠れん...
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延々と天井を眺めるしかないのか...と私は柱につるされた時計に目を向けると
ゆっくりと時を刻んでいるが、なぜか逆回転している
 
単に壊れているだけだあろうと思いそのまま
何回転するか数え続ける
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しかし、どうにも眠れない
 
 
私は天井から窓へと顔を向けた。なぜかうっすらと明るい様子でも合った
すると、そこには夫婦とでも思えるような方がいた
 
私は彼らも、この旅館のお客さんだとは思ったのだが
こんな深夜に夫婦で出歩くなんて...まさか今到着?
そんなこともあるのだろう...人には言えぬ旅行なんてことであれば
三者がとやかく首を突っ込むのも考え物だ
 
しかし、何か揉めているようだ...
 
その男性はおもむろに女性の首を絞め始めた
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これは、黙ってられないでしょ
私は止めに入ろうと、起き出し旅館の外へ向かった
すると、その男性は既にいない...
 
 
 
女性だけが立っていた
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『私の体はどこ?』
 
 
 
 
 
と問われたので、
 
 
『恐らくなのですが、時計が逆転していたと言うことは、何かの超常現象みたいな物を起こしてタイムスリップさせて、私にあなたが殺される所を見せたんだよね』
と言い返してやった
 
そして
『そもそも、自分でその状態を見せておきながら、私の体はどこはおかしいでしょ』
 
『時間をさかのぼって見せることが出来るならばだよ。自身が死んだあとの状態までしっかり確認すること!』
 
『それに何年前のことなのかもサッパリ分かりません。もしその体が見つかった所で死んだ時は若かったのかもしれませんが、今では既におばあちゃんになっていますよ』
 
と、ハッキリ回答を出してあげました。
 
驚かしたかったのかもしれませんが、
出会うべき相手を間違えると言いくるめられてしまうかもしれません
ご注意ください